子供のオムツが外れなくて困っている、ほかの子はもうパンツで過ごせていてうらやましい、と思っている方は多いのではないでしょうか。
私も数か月前までそんな一人でした。
息子は4歳過ぎても全くオムツが取れる気配がなかったので、こうなったら最長記録目指すぞー(がっはっは!)とヤケクソになりながらも、うちの子だけいつまでオムツ履き続けるのかしら…と内心では心配・焦りを感じていました。
その後急に4歳4か月でおしっこ、4歳5か月でうんちがトイレでできるようになりました。
振り返ると、トイレに行くためのステップを理解し、わが子が何に躓いているかを見極めることが重要だったと思います。
そこで今回は、我が家で失敗してきた数々の方法と卒業のきっかけ、そしてそこから分かった成功法をお伝えします。
同じように困っているママ・パパの役に立てれば嬉しいです。
失敗してきた作戦の数々
私も、息子が3歳の時はあれこれと、ネットで調べて効果があったとのレポートを見ては試してみました。
試してみたのは以下です。
- ご褒美にシール貼る
- ご褒美に(お手製)ガチャガチャ
- ご褒美シール溜まったらおもちゃ買う
- 好みのパンツを買う
結果は全部撃沈。これでうまくいったヤツ、本当にいるのかよ!?ってレベルで。
「シール」、「ガチャガチャ」、「おもちゃ」はトイレに行ったご褒美としては機能していましたが、だからといって進んで「トイレ行きたい」というモチベーションにはつながらなかったですね。
そんな調子なので、おもちゃ買う作戦は一番の失敗でした。1回買った後は「気分が乗った時だけトイレに行って何回かシール貼れたら、またおもちゃ買ってくれるんでしょ?」みたいな感じの息子。私が始めたルールのに「そもそもトイレに行くとか当たり前なのに、なんでおもちゃ買ってもらえるとか思ってるわけ?人生そんなに甘くない!!」とか思い始めて、やめましたw
なので途中で「トイレに行ったときにオムツが濡れていなかったらシール貼る」というルールに変えたのですが、なぜか毎回少し濡れていて(笑)なかなかシールが溜まらず、本人も私もマンネリ化して機能しなくなりました。
「好みのパンツ」に関しては、ネットで探して「これ格好良くない?」と勧めても「僕、パンツいらない」とか言われて、買わせてすらもらえなかったです笑
本当に格好いいパンツでモチベーション上がる子っているんかな?めっちゃ意識高いやーん!と思ってました。
まずは親の焦り・不安をかき消すべし
何やってもだめだし、一体いつになったらうちの子はオムツとれるんだ~?親としても焦りますよね。
しかし焦りは禁物。焦ったとてオムツ卒業できるようになるわけではありません。まずは親が焦らないで冷静になること。その方法はただ一つ!仲間を見つけること。
私の場合、同じ保育園のクラスの仲良しの子がまだオムツだと聞いて心を保っていました。
「まだとれないんです~」「うちもです~」「もう諦めてるんです~」なんて。仲間がいると思うと、余裕が生まれます。
さらに知り合いの小2の男の子はオムツを履いて寝ている、と聞いた時には「なんだ、まだ焦らなくて大丈夫だ。」と思えました。
まずは親が必要以上に焦らない&無駄な神経を消耗しないことが重要だと思います。
周りにそうした仲間がいない方は、トイトレパンツの購入サイトの口コミとかを見ると、安心できたりします(笑)
オムツ外しに成功した方法 -おしっこ編-
そんなわけで、私の心にも余裕が生まれていましたし、もはやできる/できないの世界ではなく、本人のやる気の問題だと理解していたので、そこまで焦って…というわけではありませんでした。が、1つだけ心がけたことがあります。
それは、お風呂後には必ずパンツを差し出すこと。
はじめは「僕は赤ちゃんパンツ(オムツ)がいい」と言って拒んでいましたが、拒むたびに「あれ?4歳のお兄さんじゃなかったっけ?赤ちゃんはチョコレートとか甘いお菓子は食べられないんだよ。」と毎回言っていました。
そのやり取りが面倒だったからか…はわかりませんが、ずっと続けていると嫌々パンツをはくようになりました。その後はしばらく就寝直前にオムツに履き替えさせていたのですが、毎朝のトイレの際にオムツが濡れていなかったので、思い切ってパンツで寝かせてみました。(どちらかというと私自身がかなりの覚悟で挑戦させました。やはり親の犠牲も多少必要ですね笑)
初日は冷や冷やしましたが、翌朝漏らさずトイレで出来たこと、それが習慣化したことでオムツが外れました。(が、オムツが外れたと思った後に保育園や家で日中のお漏らしを10回ほど経験しました…トホホ…)
今思うのは、やはり本人のやる気の問題だったな、と。「習慣化」が成功のカギだったように思います。
オムツ外しに成功した方法 -うんち編-
おしっこがトイレでできるようになってからも、うんちの際はオムツに履き替えており、オムツ卒業の兆しは全くありませんでした。
オムツに履き替えてから一瞬で出るので、おそらくトイレでもすぐに出るだろうと、こちらも本人の気持ちの問題だろうなーと思っていました。
が、その時は突然きました。
外出中に息子が催し、いつも通りオムツに履き替えたいと言い出しました。しかしたまたま、おしり拭きの残り枚数が少なく、ストックも持って来忘れてしまい、おしりが拭きが足りない…という状況でした。
もちろん近くのお店で買うことはできますが、あえてその選択肢を挙げずに状況を説明。「おしり拭きがあとちょっとしかなくて、新しいのも持ってくるの忘れちゃったの。オムツでうんちしたら足りないかも。どうしよーー。トイレでやってくれない?」と。
息子は「えーなんでー!?持ってくればよかったじゃん!」と一通り文句を言った後「じゃ、おうちに帰る」と言い出しました。
「おうちに帰るまでに間に合わないよ、きっと。間に合わなかったら困るから、とりあえずトイレに座っておこう」と、何とかトイレに誘い出し座らせました。その間「えー、僕やったことないからできないよ。初めてなんだよー」とかブツクサ言っていましたが、最後は覚悟を決めたのか私にしがみついて踏ん張ったりしながらトイレで初めてうんちに成功しました。
その後何回かはまたオムツでうんちしたいということもありましたが、「え、こないだできたじゃない!もうお兄さんだから大丈夫!トイレでできる!!」と鼓舞してトイレに連れていき、トイレでうんちをしては「2回もできたね!」「3回もできたね!」と数を数ながら褒めていったところ、それが習慣化していきました。
こちらは「トイレでできる」という自信がなかったことが原因でオムツでしたがっていたようです。そのため、自信を持つきっかけとその習慣化が成功のカギでした。
成功法の分析:まとめ
いかがだったでしょうか。4歳になってもオムツを履きたがる/トイレに行きたがらない理由は、集約すると以下のStep1か2のどちらかで躓いていると考えられます。まずはどこで躓いているのかを見分け、Stepに合ったアプローチで促していくことが重要です。
Step 1:トイレでできない = 自信がない ⇒ 自信を持つきっかけが必要
Step 2:トイレでやろうと思えばできる = やる気がない ⇒ 習慣化が必要
Step 3:トイレでできる
子供にとって遊びもテレビも中断せずに排泄できるオムツは、ものすごい便利なものなのかもしれません(きっと今のオムツは性能がよくて快適なんだろうな…)。そんな子供にとって快適で便利なオムツを辞める理由はゼロなわけです。合理的ですよね。
そこから抜け出すためには「トイレに行くことが当たり前」という感覚を持ってもらうことが必要です。多少の親の覚悟・犠牲を払いながらも「習慣化」を意識して目指してみてください。
この記事が少しでも参考になればうれしいです。
お子さんのオムツ卒業を応援しています!
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